こんにちは。
岐阜県羽島市の認定補聴器技能者の山村です。
コロナが世界に蔓延し、マスク生活も長くなっていますが、
マスク越しの会話がすごく聞きずらいのが問題になってます。
口元にはマスクをし、パーテーションやアクリル板越しに
コミュニケーションをとるのは、難聴者じゃなくても難しいのです。
かくいう私もお店で会計をしている時に、店員さんから
何か言われてるけどまぁ適当に相槌を打っておこう…
みたいなことが多いです(笑)
実際にTVでやっていた特集のグラフでも、
聞き取りづらいと感じている人は7割以上にもなるようです。
また私みたいに聞こえたふりをした経験がある人も
8割以上になるようです。
これはマスクをする事で、音圧が下がることが原因なのですが、
およそ5~10デシベルぐらい音量が小さくなるとか。
5~10デシベルという数字だけなら大したことなさそうですが、
距離に置き換えると、倍の距離に離れた聞こえ方になるのです。
なので写真のように50㎝くらいの距離でマスク越しに
会話をしていたら、100㎝離れた時と同じぐらいの大きさで
会話しないと聞こえづらいことになります。また特に
子音「し」「す」「は」の音がつぶれやすくなるため、
「さとうさん」を「かとうさん」などに聞き間違いすることも
多くなります。
ではどうすればいいのでしょうか。
マスク会話はっきり伝えるコツ!
①声のトーンを1トーン高くする。
普段喋っているよりも1トーン声を高くするだけで
聞こえやすさが変わります。1トーン上げるのはわかるけど
どうすればいいのという方は、色をイメージすると良いそうです。
例えば曇天のようなグレー色を想像してください。
明るくはつらつとした声にはならないですよね。
伝えやすい色はスカイブルー。晴天時の空のような色を
イメージして発生すると良いそうです。
②マスクの下も笑顔で!
口角を上げることで自然と声が通りやすくなりますので、
意識してみましょう。滑舌もよくなりますよ。
③わかりやすい言葉に置き換える。
要点を得ない会話や一語が長いと聞き取りづらくなります。
なるべく短文、もしくはわかりやすい言葉に置き換えるよ
相手にも伝わりやすいです。
いかがでしたでしょうか。
マスク生活がいつ終わるかわからない昨今ですので、
ちょっとした気遣いで聞き取りやすく、コミュニケーションが
取りやすい喋り方を意識してみましょう。
それではまた次回。