こんにちは。
岐阜県羽島市の三愛の認定補聴器技能者の山村です。
ようやく梅雨らしい気候となり、毎日の雨に
じめじめとした湿気の多い日々がうっとうしいですね。
私が補聴器業界に入った十数年前は、6月から9月ごろにかけて
補聴器が故障しやすくなる季節でした。その理由は汗。
補聴器は耳掛け型でも耳穴式でも汗や皮脂の影響を受けます。
特に耳掛け型は耳の後ろに本体があることもあって、
例えば畑仕事や外仕事で汗をかくとその汗を補聴器本体で
受け止めてしまい、故障の原因になります。
最近の補聴器は補聴器本体や内部部品に水や汗をはじく
コーティングをかけてあるので昔に比べれば故障は減りましたが、
やはりこの季節は修理が多くなります。ではどうしたらいいのか。
それは補聴器のお手入れと乾燥です。
一日つけた補聴器を寝る前などに外すと思いますが、
そのタイミングで、テッシュなどで軽く本体を拭いて
汗や皮脂を取ってください。
そして乾燥ケースに入れてください。
それだけで補聴器が長持ちします。
また乾燥ケースは底面に乾燥剤が入っており、その乾燥剤は
寿命があります。どのメーカーも乾燥剤の色の変化で寿命が
分かるようになっています。乾燥ケースにいれていても
肝心の乾燥剤がダメになっていたらまったく意味がありません。
1か月ごとから2か月ごとに乾燥剤を確認しましょう。
また乾燥ケースではなく乾燥機をご使用いただくのもおすすめです。
温風による補聴器乾燥とUV照射による除菌により、
補聴器を快適にお使いいただけます。
ぜひご検討ください。
それではまた次回。