こんにちは。
岐阜県羽島市の三愛の山村です。
今回レンズのニコンさんより待望の可視光調光偏光レンズがでました!
なにその長い名前って感じですが、個人的に待ち望んでいました。
可視光調光偏光レンズとは?
めっちゃ長い名前ですが、ひとつ一つ解説します。
「調光レンズ」というのは、紫外線に反応してレンズの色が変化する
レンズです。屋内だと透明で、屋外に出ると暗くなりサングラスに。
紫外線が当たらないと色が濃くならないため、車の運転時は濃くなりません。
そこで出たのが「可視光調光レンズ」で、紫外線は眼に見えませんが
可視光線という目に見える波長に反応して色が濃くなる為、車の中でも
色が濃くなります。
そして「偏光レンズ」は普通のサングラスではカットできない、ぎらついた
反射光をカットするフィルターが組み込まれていて、普通のサングラスよりも
スッキリした視界を提供してくれるレンズです。
この2つの特性を組み合わせたのが「可視光調光偏光レンズ」。でも実は
このレンズは昔からあったのですが、今回のニコンさんのすごいのは、
「透明からサングラスに変化する」というこの部分なのです。
今までの可視光調光偏光レンズは偏光フィルターがレンズに
挟まれているため、ある程度の濃さがあるレンズが、
明るい屋外ではより濃くなってサングラスにという物でした。
なので室内でも色がしっかりとついているのですが、今回のレンズは
透明に近いのです。
こちらが実際のレンズ。うっすら色がついてますが、これは室内の光に
反応しているため。濃さとしては10%程でしょうか。この状態だと
偏光機能はほとんどなく、偏光機能確認用紙を見てみると…
釣り人の横にうっすら魚がいるのがわかりますが、だいぶ薄いです。
レンズに紫外線を当ててしっかり色を付けてみると、
こんな感じに色づきます。この状態で確認してみると…
ちょっとわかりにくいですが、魚も隣の釣り人と同じくらいはっきりします。
これはわざと乱反射加工をした魚部分を偏光レンズで見ることで、
乱射反射した雑光をカットしくっきりさせているのです。
最大濃度で90%の偏光度なので、偏光サングラスに比べれば低いですが、
フレーム一本で透明からサングラスまでこなせるので大変便利です。
今回こちらのエクストラアクティブポラライズドをお求め頂いたS様も、
テニスやゴルフをするとのこと。ゴルフなんかは偏光レンズで芝目が
よみやすくなったり、テニスではボールのコントラストが上がり、
活躍すること、間違いなしです。
ぜひ快適なプレイをお楽しみいただければと思います。
それではまた次回。
※運転時に色はつきますが、濃さとしては40%程と薄めの為、西日や朝日の
眩しさはさほど軽減してくれなさそうです。別にドライブ用の偏光サングラスを
もつのがおすすめです。