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2025.02.03 | 補聴器

耳を傷めないために音の大きさと時間の関係

こんにちは。

岐阜県羽島市の三愛の山村です。

現代社会において、私たちは日常的にさまざまな音に囲まれています。

音楽を楽しんだり、通話をしたり、仕事でコンピューターを使用したりする中で、

耳にかかる負担は思った以上に大きいものです。しかし、適切な音量と時間を守ることで、

耳を傷めるリスクを大幅に減らすことができます。

今回は、耳を守るための音の大きさと時間について考えてみましょう。

まず、音の大きさについてですが、一般的に音の強さはデシベル(dB)という単位で表されます。

通常の会話は約60dB、騒々しい通りは約70dB、ロックコンサートは110dB以上にもなります。

世界保健機関(WHO)によれば、80dB以上の音を長時間聞くことは耳にダメージを与える可能性があるとされています。

では、具体的にどの程度の時間が安全なのでしょうか?

WHOのガイドラインでは、80dBの音を一日8時間まで聞くことが安全とされています。

しかし、音が10dB上がるごとに安全とされる時間は半減します。つまり、90dBの音を聞く場合、

安全な時間は4時間に短縮されます。同様に、100dBならばわずか1時間、110dBではたった15分となります。

これらのガイドラインを守るために、音量を調節することが非常に重要です。

例えば、イヤホンやヘッドホンを使用する際には、音量を60%程度に設定することをお勧めします。

さらに、長時間使用しないこと、休憩を挟むことも耳を守る上で大切なポイントです。

特にノイズキャンセリング機能付きのイヤホンやヘッドホンを利用することで、

周囲の騒音を低減し、必要以上に音量を上げることを防げます。

耳を大切にするためには、定期的な耳の健康チェックも欠かせません。

特に、耳鳴りや難聴の兆候が現れた場合には、早めに専門家の診断を受けることが必要です。

さらに、耳を休めることも重要です。長時間の音楽鑑賞や仕事の後には、

静かな環境で耳を休ませる時間を作りましょう。

それではまた次回。