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2019.07.26 | メガネ

調光レンズのメリットとデメリット

こんにちは岐阜県羽島市の三愛の山村です。

今回は屋内と屋外で色が変わるレンズのお話です。

「サングラスの要らない魔法のレンズ」などという触れ込みで、
最近なにかと話題の「調光レンズ」。
テレビや雑誌などでもよく紹介されているのを見かけます。
そこで今回はメガネのプロの目線から、この「調光レンズ」について解説します。

そもそも「調光レンズ」って何?

「調光レンズ」とは、その場の紫外線量によって色の濃さが変わるレンズのこと。

陽射しの強い屋外などではレンズの色が濃くなり、逆に室内ではほぼ無色透明に。
一本でサングラスとしても、普通のメガネとしても使える、便利な2WAYメガネレンズです。

「調光レンズ」のメリット・デメリット

<メリット>
「調光レンズ」の最大のメリットは、やはり昼夜問わず使用できるため、
掛け替えの必要がないこと。
また、ふだんは目に見えない紫外線を、レンズの濃さによって体感できるので
目の紫外線対策はもちろん、UVケアを気にする女性の方にもおすすめです。

<デメリット>
「調光レンズ」のデメリットとしては、紫外線量で勝手に色が変わるため、
自由にレンズ濃度の調整ができないことでしょうか。
外に出て黒のレンズに変わってしまうと、
ビジネスシーンなどではちょっと困る場合も…。
また、UVカットのフロントガラスを使用している車内では色が変色しないので
眩しさ対策をしたい場合は注意が必要です
※最近では目に見える可視光線でも色が変化するタイプもあります。

 

「サングラス」や「偏光レンズ」との違い

「調光レンズ」はよく「サングラス」や「偏光レンズ」と
一緒くたにされがちですが、もちろんその特徴や性質は大きく異なります。
以下は、サングラスと偏光レンズの特徴をまとめたものです。

<サングラス>
「サングラス」は、レンズに色を着色して光を暗く感じるようにしたもの。
目に入ってくる光の量を抑えられるため、眩しさは軽減できますが、
レンズの色が濃くなるほど、より多くの光を取り入れようと瞳孔が開き、
紫外線を取り込んでしまうこともあります。
できるだけUVカット機能のあるものを選びましょう。

<偏光レンズ>
「偏光レンズ」は、まぶしさの原因と言われる反射光をカットできる、
見た目はサングラスに似た色付きレンズです。
例えば、釣りなどの時には水中の魚がはっきりと見え、
ゴルフのときなどは、芝の照り返しを防ぎ
芝目をはっきりと読むことができたりします。
ただし、自然光のみを通すという性質上、スマホやカーナビなどの
液晶画面が見づらいというデメリットもあります。

まとめ

いかがでしたか?
「調光レンズ」は、1本でサングラスとメガネ、
どちらの役割も果たしてくれる便利な2wayレンズです。
夏場はもちろん、西日の強い冬場にも、年間を通して快適なUVケアを
実現できるメガネでもあるので、ぜひ一度、お近くのメガネ店で
その効果を体感してみてください。

それではまた次回~♪