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2021.11.23 | 時計

ハミルトンに宿るミリタリーの伝統【HAMILTON】

こんにちは。

岐阜県羽島市の三愛の山村です。

近頃キャンプでは軍幕やパップテントといった

ミリタリーテイストのテントを使ってキャンプする

のが流行っています。

そんな時、時計もミリタリースタイルか見てしまう

自分がいます。そこで今日はミリタリースタイルと

言えばハミルトンということで、ハミルトンに受け継がれる

ミリタリーの伝統を勉強したいと思います。

【鉄道時計から軍用時計へ】

ハミルトンは歴史あるアメリカのブランドであり、今は

映画界との深いつながりがありますが、その豊かな歴史を

語る上でかかせないのがミリタリーウォッチとしての功績です。

ハミルトンは創世記に鉄道用懐中時計の製造技術を培ってきました。

鉄道公式時計として高い精度が認められたハミルトンは、

その後アメリカ軍の要請を受け、第一次世界大戦中に軍隊用の

タイムピース(高精度時計の事)を製造しました。

【米国陸軍のE-awardを受賞】

アメリカが第二次世界大戦に参戦すると、ハミルトンはタイマーや

精密機器と共に、軍事用の時計やその他のタイムピースの製造に

携わりました。ハミルトンはその数年間、すべての一般販売用の

時計の製造を中止して、軍事用の製品の製造に専念し、その間に

100万本以上の時計を製造しました。その功績から、

1943年から45年の間、軍需品生産の優れたサプライヤーのみに贈られる

E-Awardをアメリカ海軍・陸軍から5度にわたり受賞しています。

戦時中の軍需品生産に貢献した85,000社のうち、

E-Awardを受賞したのは5%にも満たない限られたサプライヤーのみで、

複数回受賞したサプライヤーは極めて稀でした。

【勝利に不可欠な時計】

公海を渡ることは米国海軍の課題でしたが、当時はナビシステムなど

なく、さらに敵が船舶の位置上を信仰する恐れがあったため、

船は長距離無線を送信できず、海軍は操舵に天空を利用した

観測航法を頼りにしていました。1分の誤差でさえ、適所の数キロを

読み誤る原因になりえましたが、高精度の時計があれば、ナビゲーターは

自らの船舶の正確な位置を測定する事を可能にしました。

米国政府は、あらゆる時計製造会社を集め入札を行いましたが、

海軍の厳しい精度基準に応える時計を大量製造できる企業は

唯一ハミルトンのみでした。ハミルトンが高性能時計を大量製造する

能力は連合国の勝利に不可欠であったといっても過言ではありません。

【受け継がれるミリタリーの伝統】

ハミルトンが受け継いできた卓越したミリタリーの伝統は、

現在も「カーキ フィールド」「カーキアビエーション」

「カーキ ネイビー」へと受け継がれています。

是非一度手に取ってハミルトンのミリタリーの伝統を

感じてみてください。

それではまた次回。