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2024.12.20

耳の劣化を早める習慣

こんにちは。

岐阜県羽島市の三愛の山村です。

今日は耳の劣化を早める習慣をご紹介します。

耳の劣化つまりは難聴なのですが、

大音量を継続的に聞くことで難聴が進行することが

科学的に証明されています。当店でも補聴器をお考えの

お客様の中に過去に工場で大音量の中仕事をしていた方が

多数いらっしゃいます。現在ではそういった大音量の現場では

耳栓をすることが推奨されたりします。

しかし現在そんな騒音下にいない方でも難聴が進行する

可能性があります。それがイヤホンによる難聴です。

1)増加傾向にあるヘッドホン・イヤホン難聴

ヘッドホンや伊予本で大きな音を長時間聞くことにより

起こる難聴が「ヘッドホン・イヤホン難聴」です。

スマートフォンなどの普及により手軽に音楽を聴く人が増え

難聴のリスクは世界の若者の半数がさらされているとも。

ヘッドホン・イヤホン難聴は正式には、騒音性難聴もしくは

音響性聴器障害と言います。大きな音を聞き続けることで

耳の機能が劣化し聞こえづらくなるという病気です。

この病気が恐ろしい点は「気づきにくい」という事。

急に悪くなるのではなく、時間をかけてじわじわと

耳の機能が衰えていくため、なかなか異変に気付かないのです。

今10代の人がイヤホンで音楽を聴いて、30歳になって

難聴だと変わるわけではなく、もう少し年齢を得てから

判明する可能性が高い。そのくらい気づくのが難しい病気です。

2)治療法は?

残念ながら治療法はありません。一度失った聴力は

二度と戻ることがありません。難聴を改善するには

補聴器を使う以外に手段がないのが現状で、勇逸の対処法は

予防だけです。

3)ヘッドホン・イヤホン難聴にならないために

ヘッドホン・イヤホン難聴にならないためのポイントは2つ。

音量と耳を休ませることです。

音量が小さく聞く時間が短ければ耳への負担はより少なく

なります。大音量で長時間聞くことは避けましょう。

具体的な目安は80dBを1週間に40時間までです。

WHOはヘッドホンやイヤホン装着時は

80dB(走行中の電車内くらいの音量)を推奨しており、

1週間に40時間まで(子供は75dBを1週間に40時間まで)

としており、1日にするとおおよそ5時間ほどです。

ヘッドホンやイヤホンをして音を聞いていても他人と会話ができる

ぐらいの音量で使用するようにしましょう。会話をしていて

自分の声が大きくなったり、外さないと聞こえないようであれば

音が大きいかもしれません。

また定期的に耳を休めることも大切です。

1時間のうち10分間は音楽などを聴かない時間を作りましょう。

ヘッドホンやイヤホンを耳に着けたまま音をきることもおすすめ。

するとそのままイヤホンやヘッドホンが耳栓代わりになり、

周囲の騒音が小さくなるので耳を休ませることにつながります。

また最近ではノイズキャンセリング機能が付いたイヤホンや

ヘッドホンが発売されており、音を聞く際に周囲の雑音が減るので

音量お下げることにつながり予防に効果的です。

難聴は聞いてきた音の蓄積によって起こります。

若いころからヘッドホンやイヤホンで大きな音量で聞き続けると、

耳の劣化が進み難聴になるリスクがどんどん高まります。

自分の体を自分で守るために、大きな音で長く聞かないように

習慣づけましょう。