三愛では、メガネ、補聴器、時計、宝飾を扱っております。 眼鏡作製技能士および認定補聴器技能者がお客様の快適生活をサポートします。

Blog

2024.08.25 | 補聴器

【補聴器】めまいがしたらすぐに病院へ!【メニエール病について】

こんにちは。

岐阜県羽島市の三愛の認定補聴器技能者の山村です。

世界がグルグル回転するようなめまいが繰り返し起こるのであれば

それはメニエール病という病気の可能性があります。

まず第一に病院で診断してもらい適切な治療を受けましょう

治療を受けて症状が安定し、もし聴力が落ちておりお困りな事が

あれば認定補聴器専門店にご相談ください。


メニエール病って?


メニエール病は、めまいを伴う病気で、難聴の原因にもなります。

初期症状では世界がグルグル回って感じる眩暈と、

片耳の難聴や耳鳴りや耳が詰まった感じがあります。

めまいは前触れなく起こり、10分から数時間ほど持続します。

じっと横になっている事しかできません。

数時間ほど経過すると一時的な難聴や耳鳴りの症状はおよそ回復します。

しかしこれらの発作を繰り返すと少しづつ聴力が低下していきます。

メニエール病が発症する原因は未解明ですが、かかりやすい人の傾向は

30~50代の女性が多く発症すると言われています。そのため

「精神的なストレス」「肉体的な疲労」「生活習慣の乱れ」などが

上げられます。メニエール病は耳奥の蝸牛の中のリンパ液が増えすぎ

むくんでしまっている状態で「内リンパ水腫」と言います。

蝸牛は音を感じ取るために重要な器官なのでここがむくむと

聴力に影響が出てしまいます。


メニエール病の症状


・めまい

回転性のめまいが8割を占めると言われ、自分や周囲のモノが

グルグル回り、まっすぐ歩けなくなり、立っていることもままなりません。

さらに繰り返し起こるのも特徴で繰り返す頻度にはばらつきが多く、

一週間に何度も起こる人もいれば、年に数回の方もいます。

・吐き気

乗り物酔いと同じ状態になり吐き気を感じる人もいます。

めまいと同時に起こることもあれば、吐き気だけの場合もあります。

・難聴

初期では高い音よりも低い音が聞こえにくくなり、音や声が

ぼんやり聞こえたり、こもって聞こえたりします。話しかけられても

気づかないことが出てくる場合もあります。難聴はめまいと同時に

発症し発作が繰り返されるたびに聴力が低下し、治療後に発作前まで

戻らず難聴が続いてしまう事もあります。

・耳鳴り

「ジージー」や「ザーザー」といった耳鳴りを感じる場合があります。

発作を何度も繰り返している場合、めまいの症状が治まっても

耳鳴りだけが続くこともあります。

・耳の閉塞感

飛行機に乗った時のように耳が詰まった感じがする状態で、

難聴によって低い音が聞こえにくくなったせいで起こります。

飛行機などの時は唾を飲めば改善しますが、メニエールの場合は

唾を飲んでも改善しません。

・浮動感

発作を繰り返すうちに三半規管などの平衡感覚にかかわる器官が

ダメージを受け、発作が出ていない時でもフワフワと体が浮いたように

感じてしまうことがあります。

・補充現象

難聴の種類によっては大きな音の聞こえ方も変わります。

ちょっとした音の変化を非常に大きい変化の様に感じてしまいます。

音がほんの少し大きくなっただけで、とてもうるさく不快に感じて

しまうようになります。


急なめまいや難聴はどこに行けばいいの?


めまいや難聴の相談は、耳鼻咽喉科の受診がお勧めです。

めまいや難聴になる病気はメニエール病だけではありません。

一回の診察でメニエール病と診断されることはあまりありません。

繰り返す病態の事をメニエール病と呼ぶからです。

ただし繰り返したからと言ってメニエール病とも限りません。

しっかりと通院し他の要因がなくなって初めてメニエール病と

診断されるようです。

メニエール病は進行するといつ発作が起こるのかが不安になり

外出や仕事を辞めてしまうケースもあります。

症状が出たらなるべく早く病院を受診し治療に取り掛かる事が

重要です。

それではまた次回。