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2024.12.14 | メガネ

弱視についてのお話し

こんにちは。

岐阜県羽島市の三愛の山村です。

今回は弱視についてのお話し。

①弱視とは?

弱視は眼鏡で矯正しても視力が出ない目の事。

たとえ裸眼視力(メガネをしていない状態)が

0.1であっても、メガネで矯正して1.0以上

視力がでれば弱視とは言いません。子供の視力は

毎日目を使って物を見ることで発達していきます。

しかし発達の途中で目の病気などで物が見えにくい

時期があると、視力の発達が遅れてしまう事があります。

その状態を弱視と言います。

②弱視の原因は?

弱視の原因は大きく分けると2つ。

1つは先天性の白内障などの目の病気が原因で視力が悪い物。

もう1つは視力の発達する生後2~3ヶ月の頃から

3歳頃までの幼児期に、斜視や強度の屈折異常があり

鮮明な映像を映していない目から得られた情報が抑制され

正常な目もしくは以上の少ない目のみが働くようになり

視力が上がらなかったものです。

③弱視が治ったとは?

正しい屈折矯正をすれば1.0以上の視力が出る目になり

良好な両眼視の獲得ができたら、弱視が治ったと考えられます。

ここでいう視力は矯正視力(メガネをした状態)のことで

裸眼視力(メガネをしていない状態)ではありません。

よく視力が出るようになり弱視じゃなくなったから

メガネをしなくて良いんだと勘違いされる親御さんがいますが、

医師の判断がない限りはメガネを掛け続けましょう。

④メガネを掛けずによくなることはあるの?

弱視治療はメガネでの屈折矯正が基本であり、メガネを掛けずに

視力が上がることはありません。では、視力が上がった後、

メガネをしなくてよくなるかというとそうではありません。

弱視治療という意味だけを考えると、式の宇野発達が望めない年齢を

過ぎれば、外してもよいという事になるでしょう。しかし

1.0の視力が出てきても、屈折異常がゼロ近くになる子供は

ほんの一部です。屈折異常がある限りは、メガネを外してしまうと

眼は無理な調節をし続けることとなります。

結局はメガネを掛けているほうがよく見えて疲れないため、

メガネとの付き合いは続くことになるでしょう。