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2025.06.28 | 補聴器

補聴器、あきらめるのはまだ早い!快適な「聞こえ」を取り戻す3つのステップ

こんにちは。

岐阜県羽島市の認定補聴器技能者の山村です。

「補聴器を試してみたけれど、周りの音がうるさくて疲れる…」

「肝心な人の声がうまく聞き取れず、結局使うのをやめてしまった…」

そんな悩みを抱えて、せっかくの補聴器が引き出しの奥に眠っていませんか?

実は、その不快感、補聴器の性能だけのせいではなく、

「脳の慣れ」と「適切な調整」が大きく関係しているかもしれません。

なぜ補聴器は「うるさい」と感じることがあるの?

長期間にわたって難聴の状態が続くと、私たちの脳は静かな音環境にすっかり慣れてしまいます。

そこへ補聴器を通して急にたくさんの音が入ってくると、脳が情報を処理しきれず、

「うるさい!」「不快だ!」と過剰に反応してしまうのです。

これは、補聴器が故障しているわけでも、あなたの耳に合わないわけでもなく、

脳が新しい音環境に驚いている状態なのです。

快適な「聞こえ」への3つのステップ

では、どうすれば脳を新しい音に慣らし、

補聴器を真のパートナーにすることができるのでしょうか。

以下の3つのステップが非常に重要です。。

① 正確な聴力測定 まずは、現在の自分の「聞こえ」の状態を

正確に知ることがすべてのスタートラインです。

専門家による精密な聴力測定データが、最適な調整の基礎となります。

②「効果測定」で客観的にチェック 補聴器をつけた状態で、

実際に言葉の聞き取りがどれくらい改善しているか、客観的な数値で測定します。

これにより、「なんとなく聞こえる」という感覚だけに頼らない、

的確な調整が可能になります。

③「聞こえのリハビリテーション」で脳を慣らす

これが最も大切なポイントかもしれません。

脳が補聴器からの音に慣れるためのトレーニング期間が必要です。

専門家のアドバイスのもと、最初は静かな場所で短い時間から装用を始め、

少しずつ脳を新しい音に順応させていく「リハビリ」が不可欠なのです。

あきらめる前に、専門家へ相談を

一人で悩む必要はありません。 大切なのは、これらのプロセスを理解し、

二人三脚でサポートしてくれる専門家を見つけることです。

認定補聴器技能者や耳鼻咽喉科の医師は、あなたの聞こえの状態を正確に把握し、

最適な調整を行い、聞こえのリハビリテーションを導いてくれる心強いパートナーです。

もし補聴器のことで悩んでいるなら、ぜひ一度、専門の窓口に相談してみてください。

正しいプロセスを踏めば、きっと快適な「聞こえ」のある毎日があなたを待っています。