こんにちは。
岐阜県羽島市の三愛の山村です。
遠近両用レンズというとどういうイメージを持たれるのか。
多くの方が、「使いにくいと聞いた。」とおっしゃられます。
実をいうと三愛で遠近両用レンズを装用している人間は
8人中5人と半数以上。社長、社長夫人、社長の妹、山村、島田が
遠近両用レンズ装用者です。そんな遠近両用レンズ装用者が
多い三愛ですが、この度レンズウェアパートナーのNIKONさんより
新商品が発売されそのレンズが大変良かったのでご紹介します。
私もNIKONさんのレンズを使用することで遠近両用レンズを
常用できるようになった一人なのですが、NIKONさんのZシリーズは
さらに進化したレンズとなっています。
キーワードはコントラスト
今までの老眼対策レンズが解決できなかったのがコントラスト。
実生活では様々な要因が見え方に影響を及ぼします。
レンズ性能や環境の明るさ、見る距離、文字の大きさ、ピント調節力など
情報尾認識に大きく影響するコントラスト。これはあらゆる光学レンズに
とって重要な要素名取升。そこでNIKONはカメラレンズで使用される
MTF(Modulation Transfer Function)を解析。これはレンズ性能を評価する
指標で被写体のコントラストをどの程度再現できるかを数値化したものです。
古くからカメラレンズ評価で使われているMTFをメガネレンズ独自の
評価基準を作り上げ見たい空間領域における性能評価方法を確立しました。
コントラスト向上で起こった累進レンズの進化
NIKONの新工学設計エンジンにより生まれたコントラスト向上レンズにより
以下の進化を遂げました。
①手元のピント合わせが楽に
②より自然な姿勢でてもとを見ることが可能に
③手元の鮮明な視界を広げることが可能に
④薄暗い場所でも見えづらさが改善
上記の4つがコントラスト向上の効果となります。
実際に使用してみての感想
比較となるのは、ロハス10ZアクティブとセンチュリーAI2.0。
加入度はともに1.50です。ADD1.50とも書きます。
私は2024年現在39歳の為、実年齢に対して高加入度となります。
その為、以前のロハス10シリーズではかけ替えたタイミングでは
センチュリーAI2.0よりも揺れを感じました。もちろん掛けていれば
慣れてきて揺れなどの違和感を感じなくなります。
今回のロハス10Zを掛けてみたところ、まったくといっていいほど
違和感を感じません。何なら遠くから中間の見え具合は少し
ハッキリします。運転時にも視界の狭さは感じず使いやすいです。
長距離運転時に遠近両用レンズしていると視界の狭さが邪魔で
サングラスは単焦点だったのですが、これならメガネを掛けたまま
でも快適に運転ができそうです。
初遠近にオススメの年代と加入度
もちろんこれは加入度が1.50という遠近両用レンズでは
比較的低加入度と呼ばれる部類に入るためなのもあります。
遠近両用レンズは加入度が上がるほど視野が狭くなり
見え心地が低下します。
なのでこの加入度によってオススメのレンズが変わります。
40代前半の方で初めて遠近両用を使われるのであれば
ロハスZシリーズのロハス7Zがオススメ。
ロハスZシリーズでは一番リーズナブルな価格となりながら、
Zコントラストテクノロジーを搭載しています。
加入度でいうとADD0.75~ADD1.25までが快適。
40代後半から50代前半で遠近を使用するなら
ロハス10Zが良いでしょう。現状私も使用していて
不満はありません。
加入度でいうとADD1.50~ADD2.00まで。
50代後半以上に関しては高加入度という分類になり
遠近両用では中間から近方に掛けての視野が狭くなる。
眼鏡屋が50代後半の方に
遠近両用をオススメしなくなる理由はここにあります。
高加入度帯のADD2.25以上の場合は遠近両用だけでは
快適な視生活は残念ながらかないません。
出来れば遠近と中近といった複数メガネ持ちがオススメ。
それでも初めて遠近を使用したいというのであれば、
オススメはセンチュリーAIZシリーズ。
こちらはニコンレンズウェアパートナーという
NIKONに測定技術、調整技術を認められた限られた店舗にのみ
販売を許されたレンズとなっています。
初めて遠近両用レンズを使用する方の参考になればと思います。
それではまた次回。