遠近両用レンズを検討中の方や、一度試したけれど馴染めなかったという方へ。
遠近両用レンズを快適に使いこなすための4つのコツをご紹介します。
遠近両用や中近両用といった「累進レンズ」は、使いこなせれば生活が劇的に楽になる便利なアイテムです。
しかし、中には慣れずに諦めてしまう方もいらっしゃいます。
実は、スムーズに使いこなすにはちょっとした秘訣があるのです。

1. 「視線の動かし方」と「姿勢」のコツを掴む
遠近両用レンズの最大の特徴は、レンズの上部が遠くを見るための度数、
下部に向かって近くを見るための度数が連続的に配置されていることです。
この絶対的なルールに合わせて目を動かすことが、最大のコツになります。
例えば、新聞を読むときに目線の高さに持ち上げてしまうと、遠く用の度数で見てしまうため、
ぼやけてしまいます。新聞はテーブルの上に広げて、視線を少し下に向けるようにして読んでみてください。
そうすることで、レンズの下部にある近く用の度数を自然に使うことができ、楽に文字を追えるようになります。
また、ノートパソコンは視線が自然に下に向くため使いやすいですが、大きなデスクトップ画面の場合は、
見たい場所に合わせて少し顎を上げたり視線を調整したりといった工夫が必要になることも覚えておきましょう。

2. なるべく「早め」にかけ始める
「どうしても困るまで我慢してから、60代で初めて遠近両用にする」という方は多いですが、
実は早めに使い始める方が慣れやすいのです。
老眼の初期(40代〜45代頃)であれば、遠くと近くの度数の差が小さいため、違和感が少なく済みます。
一方で、老眼が進んだ状態で初めてかけると、1枚のレンズ内での度数変化が大きくなり、
慣れるのに時間がかかる場合があります。
若いうちから使い始めていれば、度数が強くなっていってもスムーズに対応し続けることができます。

3. 60歳を過ぎたら「2本の使い分け」を検討する
老眼がさらに進む60代以降は、遠近両用1本ですべてを完璧にこなすのが難しくなってきます。
そこでおすすめなのが、「遠近両用」と「中近両用」の2本を使い分けることです。
外出: 遠くがしっかり見える「遠近両用」が便利です。
室内: 家の中で過ごす時間が長い場合は、室内の見え方に特化した「中近両用」が非常に快適です。
中近両用は、遠近両用に比べて首の疲れを感じにくく、家の中の景色を自然に見渡せます。
外出用と室内用を使い分けることで、生活の質はぐんと上がります。

4. レンズの「質」にこだわる
老眼が進んで度数の変化が大きくなるほど、レンズの品質による違いが顕著に現れます。
良いレンズは、かけた瞬間の自然さが異なり、首を振った時の揺れや歪みが少ないのが特徴です。
また、はっきりと見える範囲が広いため、視界が広く感じられます。
安価なレンズでも度数が合えば見えますが、長時間快適に過ごし、広い視界を確保するためには、
特にシニア世代の方こそ質の高いレンズを選ぶ恩恵を強く感じられるはずです。

まとめ:まずは「体感」してみることが大切
遠近両用レンズは、単に見えるか見えないかだけでなく、
「顔を振った時の違和感」や「見える範囲の広さ」が重要です。
三愛では、購入前にこれらの違いをじっくり試せる体験コーナーを用意しています。
毎日使うものですから、実際にその価値を実感した上で、
ご自身のライフスタイルに合った最適なレンズを選んでみてください。
