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2022.01.30 | ジュエリー

【1/29.30.31開催】TIFFANY社の主力ジュエリーのひとつ、デマントイドガーネット【WorldCruising】

こんにちは。

岐阜羽島の三愛の山村です。

1月29日30日31日と当店で世界の宝石を羽島に集める

「World Cruising」を開催いたします。

知っている宝石もありますが、普段名前を聞かない

宝石も店頭に並びますので、この機会に一緒に勉強しませんか?

今回はデマントイド・ガーネット。ダイヤモンドのような輝きと強い鮮やかな

濃い緑色を示すデマントイド・ガーネット。1835年にロシアのある村で、

一人の少年によって美しい緑色ガラスのような石が発見されました。

フィンランドの鉱物学者の提案により、”グリーンダイヤモンド”によく似ているため

オランダ語のダイヤモンド(Demant)という言葉から、1878年に

“Demantoid(デマントイド)”と命名されました。1875年からロシア宮廷の

ジュエリーとして王族と貴族に愛用され、その美しさはヨーロッパに伝えられ

イギリスの王室でブローチやリングなどの宝飾品として愛されました。また

アメリカにおいて、著名な宝石店”Tiffany”社の宝石研究者クンツ博士に

エメラルドのようなグリーンと大絶賛され、ティファニー社の主力な

ジュエリーの一つとなりました。現在は、大変貴重な

“エステート・ジュエリー(資産価値のある宝飾)”として評価されています。

またウラル山脈から産出された良質なデマントイド・ガーネットにあ、

非常に特有なインクルージョン(内包物)があります。

それは他の宝石では見られない馬のしっぽのような針状インクルージョンで

その形から“ホーステール”と呼ばれています。

結晶の中心部から外側に向け放射状やフラッシュ状に広がるこの美しい

内包物が形状や入っている位置によって、よりデマントイド・ガーネットの

価値を高めるのです。近年になって各原産地から産出される

デマントイド・ガーネットの量は著しく減少し、枯渇の危機に陥っています。

ウラル山脈の鉱山はすでに閉山となっており、今後再び目にすることを

願うばかりです。

ぜひこの貴重なデマントイド・ガーネットを見に来てくださいね。

それではまた次回。