こんにちは。
岐阜県羽島市の三愛の認定補聴器技能者の山村です。
補聴器は付けてすぐなんでもかんでも聞こえるわけではありません。
難聴になると大きな音しか聞こえなくなり静かな環境に慣れてしまった
脳を少しづつ難聴になる前の音があふれる世界に慣らさなければなりません。
今回はどのように慣らしていくかをご説明します。
少しずつ、しかし、長く装用する
補聴器に慣れるためには、できるだけ長く装用していくことが大切です。
補聴器からの出力をいきなり目標値通りにしても、周囲の環境音に慣れれず
装用を断念してしまうため最初は7割から8割程度の出力からスタートします。
日中起きている時間はずっと着け、目安として10時間以上装用するようにします。
様々な環境で音を楽しむ
過去、補聴器調整においては静かな環境で少しづつ慣らすことが一般的でしたが、
現在は7割程度の音量で様々な環境で音を脳に届けるようにすることが言われています。
装用初日から様々な環境の音を聞くことで早く補聴器に慣れることが可能となります。
実際に装用初日は音が大きいとおっしゃっていた方も1週間後には慣れたとのことで、
音を8割から9割に上げていくことができます。
違和感が強いときは販売店に相談を
最初から全く違和感なく装用できる人は多くはないとはいえ、あまりにもうるさく感じ、
我慢できないほどに頭痛がひどくなってしまうというような人は、無理をしてはいけません。
できれば補聴器を購入した販売店に相談に行きましょう。
それではまた次回。